ポケモソ擬人化を扱うブログです。
BLエログロを許容できる方推奨。
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「なぁ、はなだ。
人は苦しいとき、誰かが一緒にいてくれるだけで安心できるんだ」 「だから、苦しんでる人がいたら一緒にいてやるんだぞ」 そうやって眉間に皺を寄せて笑いながら、 後ろに流した髪を風に遊ばせて 彼はタバコをふかしながら頭を撫でてくれた。 静かな静かな雨の日の午後。 骨が軋むほどに体を拘束しているのは、 「笑わなくなった」「お父さん」だった。 虚ろな目でどこか遠くを見つめながら、口にするのは知らない名前。 限界を知らない腕力は小柄な身に悲鳴をあげさせる。 だが、彼自身は一言も発しない。 力任せの抱擁に身を任せて、 静かに目を閉じて呟かれる言葉に耳を傾けた。 苦しいときは側にいると、「彼」と約束したから。 雨がさらさらと窓の外の世界を変えていく。 「辛いときは、側にいるよ?」 それだけが、彼に出来る唯一の恩返し。 だけど彼の心が、いつか本当に安らげる日がくることを祈りながら 鼻を掠めるタバコの香りに身を委ねた。 5年後くらいにはリーさんとマスターは別人だと気付く はなだ。 それでもリーさんの側にいると決めたのは、他ならぬ はなだ の意思。 PR 2008/03/11(Tue) 02:32:53
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